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優しさにあふれた絵本です。桜井市にある聖林寺の絵本「大きな石のお地蔵さま」

2017年09月13日

8月24日(木)に開催された、桜井市にある聖林寺の「ご本尊お会式」に参加しました。

地元の方で満席で、またテレビ局のカメラが来るなど聖林寺にとって大きなイベントです。

当日は法要だけではなく、今年出版された聖林寺の地蔵菩薩の絵本の読み聞かせ、インド人の落語家立川談デリー氏が来られるなど大変賑わいました。

 

落ち着いた雰囲気の、趣のある聖林寺に是非一度訪れてみて下さい。

なんと大きな大きなお地蔵さま!!

こちらの絵本の主人公は、文春和上というお坊さんです。

文春和上は聖林寺のある下村出身の方で、自身の姉たちの難産を苦にし、女人泰産の願をかけて全国を旅します。そしていくつかの不思議なめぐり合わせにより、大きな大きな石のお地蔵さまが完成します。

この絵本では聖林寺の本尊である「子安延命地蔵」様がどのようにして出来たのかを知れるだけではなく、文春和上の優しさや意志の強さを感じることが出来ます。

 

聖林寺の住職は、大和の良いところをもっと知ってもらい、地元に愛着と誇りを持ってほしいという思いから、この絵本を作られています。

 

ぜひ、聖林寺に足を運んで頂き、購入されてはいかがでしょうか。

 

聖林寺について

聖林寺は、桜井市の市街地から外れたところ、安部嶋山の中腹にあって、静かで落ち着いた雰囲気の山寺です。

大和盆地の外周の東南端にあり、小高い所にあるだけに門前から北を望む眺めはとてもキレイなんです!美しい三輪山の山稜や箸墓古墳など目の前に広がっています。

奈良市まではさすがに距離もありますが、若草山の山焼の時には赤い炎が北の空を明るく染めて燃え上がるのをはっきりとみることが出来るみたいです。

聖林寺は、伝承によると712年、約1,300年前に藤原鎌足の子どもである「定慧(じょうえ)」が創建したとされています。

この聖林寺のご本尊は「子安延命地蔵」様です。絵本のご紹介の際にも説明しましたが、このお地蔵様は石で出来ており、安産と子授けのご利益があるとされています。

その他にも国宝「十一面観音菩薩」や「阿弥陀三尊像」などが安置されています。

聖林寺
聖林寺 住所:桜井市下692
電話番号:0744-43-0005
営業時間:9:00~16:30
定休日:年中無休
URL:http://www.shorinji-temple.jp/

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