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おっきーレポートvol.7 シリコンバンドファンルームで子育て

2017年05月24日

ひょんなことから、小学生に人気の「ファンルーム」をもらいました。さっそく作ってみました。
いつかは我が家にもくるだろうなー。とは思っていただけに、なぜか私の方がワクワクしてしまいました。

おもちゃを通してどんな子育てしようか

子育ては、長い時間かけてどんな大人になってほしいか。子ども時代にどんな経験を積み上げていってほしいか。その連続だと思います。そして、その経験を「どんな思い出として振り返ってほしいか」。愉しいことも辛いことも思い出として一緒。どんな風に思い出してくれるかな〜。という気持ちでいます。

私が子どもの頃、「リリアン」というのがあって、姉たちはこぞってそれを作っていました。私も小学生になってから始めたのですが、集中力のなさ?のため、繰り返せど繰り返せど、いつまで経ってもできなくてつまんない。そんなぐうたらな思い出が思い起こされます。

こんな思い出でも、大人になるとなつかしく思い出せる。子どもたちも大人になってこんな風に子ども時代を思い起こす日がくる。さて、この「ファンルーム」で、どんな思い出を作ってもらおうかな。

色分けで手指の巧緻性を鍛えよう!

子どもだけではなかなか難しい。私も最初の最初、どうやっていいかよくわからん!が正直な感想でした。娘が作りたかったのは「リボン」。説明書だけでは難解だったので、ネットで作り方を説明している動画を見つけて早速下準備しました。

なので、まずはカラフルなシリコンバンドの色分けからしました。10種類近くのシリコンゴムを丁寧に色分けするのは「集中力」も必要。娘は根気よく最後まで分けました。そして、小さいものをつまんで分けるのは手指の「巧緻性」も鍛えることができます。

親としては、その間他の作業をしたいところですが、今回はグッとおさえ、頑張ってる自分を見てとばかりに時折笑顔をむける娘のそばにいました。

親のジレンマ

初日は分けるだけで日が暮れてしまい、私は台所へ。娘は100円均一で買ったケースに、シリコンゴムを入れてお片づけ。親としては制限時間いっぱい。が、悩ましいところでしたが、それも子どもにとって辛抱する時間。

でも、翌日も仕事が入っていたため、なかなか続きの時間がとれない。

こんな時、親のジレンマが始まります。はー。初志貫徹。したいけどできない。そんな日が数日続きました。

一緒に作った思い出

一緒に作った思い出。それを作りたかった私。鍵っ子だった私は工作は自分一人で黙々と作る思い出がほとんど。でも、その中で母親と「旅館ごっこ」をした日のことを今でも思い出します。たった1回しただけなのに、親と一緒にした思い出は、強く子どもの記憶に焼きつけられるんだと感じました。

やっと時間を作れた日。娘の希望の「リボン」を作り始めました。

自分でできた

作り始めても、やっぱり娘には難しい。でもほんのちょっとできるところはどこかなー。と考えながら進めます。
シリコンゴムをかける順番を教えて、1本ずつ丁寧にかけていく娘。私のこの頃から比べると本当にすごい集中力です。

全部かけたら、次は編みます。これがなかなかの技を必要とするので、ほとんど私がしました。途中「私もしたい」と言い出したら、娘にバトンタッチ。できなくても、やってみたいという気持ちがうれしかったなー。

全部かけ終わったら、思いっきり編み板(仮称)から剥がすのですが、これは娘にしてもらいました。
ベリベリベリー。あぁ爽快感。

ありがとう

指輪の部分も作って、編み終わったシリコンゴムをリボンの形にして、できあがり。

さっそく指にはめてポーズをとる娘。女子だな〜。しばらくの間、お出かけのときも指輪をはめて、一人前の大人になった気分で歩く娘。

一緒に作ったこの思い出を、大人になって思い出してくれるかどうかはわからないけど、私にとってはおばあちゃんになってからも思い出される素敵な時間でしたよ。ありがとう。

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