ママれぽ

都をどりは一日にしてならず

2017年10月11日

【投稿BOXの声】

葛城市にお住いのK.Sさんからの投稿です。

大好きな舞妓さんに変身~♪

3歳の娘は舞妓さんが大好きです。

きっかけはテレビで舞妓さんが踊られているのを見て興味を持ったようで、その華やかさ、可愛らしさが良かったのでしょう。

新聞の記事になっているのを見つけたら切り抜いて保管するほどです。

 

娘のお気に入りの遊びの一つに、舞妓ちゃんごっこがあります。

大人の古着物を着て、おばあちゃんが「だ~ら~り~の帯よ~」とそれっぽく唄って雰囲気を出して、それに合わせて扇子を持って踊ります。

 

そんなに好きならば、観に行こうではありませんか、人生初の「都をどり」。

他の歌舞練場でも催されますが、たいがいどちらも未就学児はご遠慮くださいとあらかじめ告知されてたので諦めました。

しかし祇園甲部歌舞練場の都をどりでは、とくに年齢制限に関することは言われてませんでした。

胸が高鳴るのと同時に迷いました。果たしてうちのチビッ子にこの観劇を最後まで座って観られるのだろうかと。

以前行ったチビッ子だらけのミッフィーコンサートとはわけが違う。一緒に歌ったり大きな声でキャラクターの名前を叫んだり。

 

都をどりは上演時間が45分とそんなに長くはないのですが、二部構成になっていて、大好きな舞妓さんの踊りだけではなく、後半は劇も観ないといけないわけです。

関心が無くなってしまって途中で「何これ?舞妓ちゃんと違うー、いやー。」と、退屈しだしたら事だわ。最悪つまみ出されるだろうなぁ。

これは計画を立てて、無理なくお行儀よくできるように娘の意識をもっていかねばなりません。

 

手始めにYouTubeの動画で都をどりの様子を見て予習しました。「都をどりって劇もあるんだよ。」と情報を与えながら。

これでぼんやりと全体のイメージが持てたはず。

娘はパソコンの中で動く舞妓さんに大興奮ですが、目の健康が気になるので10分程度で切り上げます。

 

そして2月下旬に京都へ行き、直接その歌舞練場の事務所に足を運んで、3歳児が入場できるかどうか確認してチケットを購入しました。

「3歳のお子様でも観覧可能ですが、泣いたり騒いだりすると申し訳ございませんが退場をお願いします。」

という受付の方とのやり取りを娘も一緒に聞いていたのが良かったのでしょうか、

「都をどりに行ったら、大きい声でおしゃべりしない、どうしてもおしゃべりしないといけないときはオシッコの時。しかも耳元でコショコショだよー。」

二人で何度も唱えて励みにして、母と娘は都をどりまでの日々を熱い思いで過ごしてきました。

しかし私たちの「都をどり」への道に大きな壁が立ちはだかりました。あと2週間というところで娘風邪、続いて私、二人が治った後に夫が感染してダウン。

母娘を経てウィルスが高濃度になっていたのか、強烈に体調を崩してしまいました。

さすがにそんな夫を放置するわけにもいかず、おばあちゃんとおばさんに連れていってもらいました。

さて公演当日の朝、私に「行ってきまーす。」と元気いっぱい手を振りながら駅へ向かう娘の姿に、自立の第一歩が垣間見れて目頭が熱くなりました。

前日に、お母さんは行けないことを伝えると切なそうにしていましたが、都をどりへの思いが強いから、私がついていかなくても平気なんですよね。

成長している喜び、その反面少しずつ離れていく寂しさ、今からゆっくり心の準備しておかねばと覚悟しました。

 

母が感傷にひたるのはさておき、娘の願いはめでたくかなえられました。

おばあちゃんの話によると最初から最後まで彼女は真剣に観ていたそうです。

娘からお土産に観劇特典の団子皿をもらいました。おにぎり置いてみました。

来年こそ私が娘の同行をしたく、春先は体調管理に努めたいと思います。

2018年度のチケットは今年の12月から販売を予定されているそうで、早めに購入して良い席を押さえたいものです。

 

まだ小さいからと決めつけないで、前もって心積もりしていけば案外クリアーできるもんなんだ。

何より子どもにとって自信につながるのではないでしょうか。

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